世界ではそこまで知られた生産国ではないけど、メキシコワインが熱い! 「その魅力を伝えていきたい」という気持ちを抑えられなくなり情報発信することにしました。
僕にとって☆メキシコ☆という国とは切っても切れない関係で、アメリカ在住が長くなってきた今でも、メキシコを第二の故郷のように思ってます。
2002年~2003年中の1年間をグアナファト/Guanajuatoという、コロニアル様式の メキシコ随一の 美しさを誇る町でスペイン語留学を経験。
幸運に恵まれてこの美しい町に住めたのですが、その頃は学生という身分であり、 飲むものはビールとかアルコール度数の高いメスカル(メキシコ特産蒸留酒)を色んなもので割った、とにかく安く酔っぱらえるのばかり飲んでました。
ワインを飲んだとしても選ぶ基準は「値段の安いやつ!」(笑) というわけでメキシコワインを堪能してたわけではなかったです。 だけど時間はたっぷりあったのでメキシコ土壌・気候を深く味わいながらメキシコ国内隅々まで旅してまわっていました。
その経験が今になってメキシコワインのテロワールTerroir(スペイン語ではTerruño)を深く愛するきっかけになったと思ってます。 乾いた土地にサボテンの果実がなるように、メキシコの土壌と気候の中で造られるブドウの意外性がメキシコワインに特別感を与えているのは間違いない。 ↓Valle de Guadalupe
2007年~2012年はメキシコで現地採用として働いていたのですが、その頃にメキシコワインの魅力に取りつかれました。 今はアメリカ、シカゴ在住。 メキシコワインが好きすぎて、まとまった時間があるとメキシコワインの一番の産地Valle de Guadalupeに旅に出かけてます。 というのも、
【メキシコワインって殆ど輸出されてない】
L.A. Cetto, Casa Madero, Santo Tomasのように老舗で大規模なブドウ畑を有する生産者もいれば、ブティック的ワイナリーで生産量は少ないけども、国際的なワインコンクールで賞を取るようなハイレベルワインを造る生産者も出てきている。 だけど消費されるワインの殆どはメキシコ国内で、隣国アメリカでさえメキシコワイン入手は困難。 (メキシコワイン輸出を難しくしている要因は後々説明します。)
メキシコの気候にはちょっと合わないなって思うのはPinot Noir/ピノノワールくらいで、 殆どのメジャーなブドウ品種が取り入れられている。 アメリカのAVA、フランスのAOC、イタリアDOP的なワイン法が確立されていない分、ワインのブレンドには自由度と創造性があって、それがメキシコワインの魅力になってる。(逆にハズレなワインもたまにある。)
個人的にはメキシコValle de Guadalupe(グアダルーペバレー)で造られるNebbiolo/ネッビオーロなんかは、イタリア・ピエモンテ産のNebbioloの気品は残しながらメキシコの気候と土壌が与える独特の味がすごく好き。
これから、時間をかけてその魅力をどんどん紹介していきます。 乞うご期待!